アトピー発症

様々な症状を引き起こす、アトピー性皮膚炎のメカニズム

アトピー性皮膚炎はアレルギー反応の一種です。アトピー性皮膚炎のメカニズムは、アレルゲン(アレルギーを起こす刺激物質)による刺激により、免疫の過剰反応から、皮膚炎が発症しますが、アレルゲンによる刺激の前の段階により、幾つかに分類することが出来ます。

まずは、アレルギーの反応時間により2つに大別できます(多くの場合、この二つに当てはまると言われます)。
1つは、Ⅰ型の早発性反応です。「IgE抗体」と呼ばれる、肥満細胞の表面に付着している免疫グロブリンの一つが抗原(アレルゲン:アレルギー反応を起こす刺激物質)と結びつき、抗原抗体反応を起こすことによって発症します。

このことから、アトピー性皮膚炎を起こす人は、もともとこの「IgE抗体」をつくりやすい体質であると言えるかもしれません。また、このIge抗体は、顆粒球(白血球に含まれ、免疫の働きを行います)の一種であり、肥満細胞と共にアレルギーの応答に関与する好酸球の比率が高いのも特徴のひとつです。

もう1つの遅発性反応は、実は、喘息の研究で明らかになってきたものです。アレルゲンを吸い込むと15分~20分後に喘息の発作が起きますが、これは先ほどの早発性反応にあたります。ところが、6~10時間後にもう一度発作が起きることが発見され、これが遅発性反応にあたります。

遅発型喘息反応を起こした患者の肺には[好酸球]が集まります。この好酸球が遅発性反応を起こします。好酸球は細胞内に非常に刺激性の強い物質を蓄えており、この物質が放出されると皮膚や粘膜に強い炎症が起きます。

アトピー性皮膚炎の症状は好酸球によって起こっているとも言え、患者の多くが遅発性アレルギー反応だとも言われています。

皮膚が炎症を起こすと、元々のアレルゲンのみでなく、他の刺激物質なども侵入しやすくなり、細菌の増殖も起きてきます。そこで第2、第3の炎症反応が発症します。その為、アトピー性皮膚炎は、色々な症状が複雑に絡み合っています。人によって、早発性や遅発性のみ、そして両方が併発している場合とがあります。

現実的には慢性的な症状であったり、合併症を併発していたりする為、正確に証明されきてていない部分もあります。

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